これぞ究極の趣味!アマチュア無線家は中継設備までも自作です。

趣味の王様と言われるだけあって、無線機・周辺機器の自作で驚いてはいけません。中継設備も自作してしまいます!

アマチュア衛星通信

宇宙空間には、アマチュア無線家によって製作された、アマチュア無線のための通信衛星であるアマチュア衛星が打ち上げられています。現在ではアマチュア通信用の衛星は常時10基以上運用されているので、アマチュア無線家にとっては、とても身近なものとなっています。衛星には通信を中継する機能や、地上から送信された信号を一定時間記憶し再送出する機能が搭載されているので、電話・電信で直接交信するほかにも、コンピュータを使ってデータ伝送も行ったりしています。ただしアマチュア衛星は静止軌道には投入されていないので、通信中はアンテナで衛星を追いかけていく必要があるので、ある程度の慣れと設備が必要です。

レピータ

アマチュア無線のための中継設備は地上にもあります。見晴らしのいい山頂やビルなどにレピータ(レピーター、リピータ)と呼ばれる中継局が設置されているので、その中継局を介して通話をすることができます。レピータを使用すると、見通し距離を大きく超える遠距離通信を安定的に実現することができます。レピータは多数のアマチュア無線家が使用するため、短時間で要領よく通信をしなくてはいけません。いわばアマチュア無線用の“無料公衆電話"ともいえるでしょう。主にUHF(430・1200 MHz・2400 MHz)帯で運用されています。 また、長距離レピータとして29MHzやSHF以上の周波数のレピータ5.6GHzや10GHzのレピータも一部で立っています。 最近はD-STAR(Digital Smart Technologies for Amateur Radio)方式を使ったレピータも各エリアで運用されはじめています。

ホーンパッチ

中継に有線通信を用いるのがホーンパッチ(フォーンパッチ)です。通信の途中に電話回線やインターネットによる中継を挟むことで、直接電波が届かない地域との通信を実現します。有線用の電話機から公衆回線を通じてアマチュア無線に接続する形態、つまり電話機側の人が無線家でないこともあり得ます。欧米では古くから実用化されているので、特にアメリカでは普及していましたが、日本では近年まで全面禁止されていました。ようやく日本でも法改正によって、一定の範囲内でアマチュア無線機と商用通信網の接続が認められるようになりました。有線回線を中継して互いが無線機を用いるD-STAR(ケンウッド、アイコムとJARLで推奨)やWiRES(バーテックススタンダードで提唱)、Echolink、eQSO、IRLP(いずれもフリーソフト)があります。

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パケット通信

パケット通信は、一般的なパケット通信と同じで、パケットと呼ばれる比較的短いブロックにデータを分割して送信するデジタル無線通信なので、アマチュア無線通信の一形態です。

アマチュア無線を用いたデータ通信です。OSI参照モデルに基づいて、各階層でのプロトコルやサービスが開発されています。データリンク層プロトコルとしてはパケット交換方式であるAX.25が事実上の標準規格なので、このことからパケット通信と呼ばれるようになりました。上位層では、RBBS (Radio BBS) が運用されているほかに、TCP/IPを実装してインターネットと接続することも行われています。

アパマンハム

アパートやマンションなどの共同住宅のベランダや屋上にアンテナを設置するアマチュア無線家のことを「アパマンハム」と呼びます。一軒家による運用と比べると、隣家(隣室)との距離が短く、共同資産でもあるので、一軒家に比べるとさらに配慮が必要となります。小型・高性能・安全なアンテナが要求されるので、その技術的研究が盛んに行われています。個人的に、また専門の書籍にそのアイデアを公開しているケースも多いです。

この造語は日本では便利で一般的である一方で、日本国外でも日本と同じようにアパマンハムがいるんです。

例えば、Hidden Stealthなどの形容詞、Apartment Dweller, Antenna Restriction, CC&Rなどの規制、制限条件などから具体的なカテゴリーや表現を使いますが、「限られたスペースでいかにアンテナを動作させるか」という意味で研究が盛んです。

また、日本のマンションと日本国外のマンションの定義も異なるので、日本でいうところのマンションもアパートのカテゴリーと定義できると思います。アパートでの接地条件が垂直系アンテナの効率に大きく影響するため、接地条件が良くないケースでの研究対象やアンテナの展開の仕方、材料なども論議されています。このように広義なアパマンハムにとっては、技術的には車や移動運用で使用するアンテナを応用、活用できるという共通部分もあります。また、一軒家に住んでいる人でも、敷地が狭かったり、密集地であったり、ベランダでしかできない!といった住宅事情から、その研究テーマに条件はアパマンハムと共通です

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